こんにちは。ふるめもです。
2023年8月に夫と小学生の息子の家族3人で、1か月のヨーロッパ周遊旅行に出かけました。
旅の目的は、鉄道大好き子鉄へと成長した息子と鉄道旅行をするため!
ユーレイルグローバルパスとは?
グローバルパスを購入するよりも、LCCや鉄道を早割りで予約する方が、安くヨーロッパを周遊できるという情報もありました。
でも早割のチケットは大体変更不可です。
できるだけ予定に縛られない旅行をしたい、そういう私にはグローバルパスを利用するのが一番いいようだったので、グローバルパスについて調べました。
ユーレイルグローバルパスは、特急にお得に乗れる切符!
平たく言うと、ヨーロッパに住んでいない外国人が使えて、特急にお得に乗れる切符です。
ユーレイルグローバルパスは、2023年10月現在、下記のヨーロッパ33か国をカバーしています。
オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、イギリス、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、モンテネグロ、オランダ、北マケドニア、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ
もし、1か国だけを旅行する場合は、1か国パスもあります。
注意点としては、ほとんどの特急列車では予約料(日本でいうところの指定席代)が必要なので、グローバルパスを買えば全ての列車に無料で乗り放題になるわけではないです。
また、ユーレイルパスホルダー用の席には上限があるため、実際は空席があっても、予約ができないこともあります。
どうしてもその列車に乗りたい場合は、普通に切符代を払い購入するしかありません。
さらに、パスホルダー用の席が予約できる状態でも、そのチケットがお得だとは限りません。
あくまで私の体験談ですが。
バカンスの時期だったこともあり、パリからブリュッセルまでのタリスがパスホルダー用・一般用ともに満席で予約できませんでした。
そこで、パリからリールまでTGVを利用し、リールからブリュッセルまでは快速で行くことにしました。
ところが、ユーレイルのサイトでは予約料が一人70ユーロ近くて驚き、TGVを直接予約するといくらなのかSNCBのサイト(ベルギー国鉄)をチェックしたのです。
すると、同じ列車のパスホルダー用の席が一人10ユーロで手配可能だ!
というようなことがありました。
こういうこともあるので、面倒でも両方のサイトをチェックしてみるといいかもしれません。
グローバルパスは、予約後の変更が簡単にできたり、気の向くままに旅行することができることが魅力ですが、バカンス時期は直前だと予約が取れないこともあることは注意しなくてはいけません。
が、希望の予約が取れなかったのは、2日前に取ろうとしたパリーブリュッセル間のタリスのみだったので、基本的には、1等車は混んでいないんだと思います。
ユーレイルグローバルパス、料金体系
旅行日に、12歳から27歳の場合はユース料金、60歳以上の場合はシニア料金が適用されます。
4歳未満の子供は、座席不要であれば予約の必要はありません。
4歳以上12歳未満の子供は、座席の予約が必要ですが、同行する大人1人につき2人までグローバルパスは無料で発行することができます。
我が家は、息子が9歳だったので、ユーレイルパス代そのものは無料で購入することができました。
ユーロスターやTGVなどの予約料はその都度、子供の分も必要です。
ユーレイルグローバスパス、1等パスか2等パスか
グローバルパスには1等パスと2等パスがあります。
もちろん1等パスの方が高いです。
また1等パスは2等車に乗ることができますが、2等パスでは1等車に乗ることが出来ません。
また、1等車には下記のサービスがあります。
- 個別に調節可能な座席
- より広い座席空間
- 大きめのテーブル
- 座席ごとに電源コンセント
- キャビンサービス:座席にて提供
- Wi-Fi
また、軽食サービスがある列車もあります。
我が家は1等パスを購入したので、ユーロスターとフレッチャロッサで軽食をいただきました。
さらに、駅のラウンジが使えるとの情報がありましたが、そもそもどこにラウンジがあるかも分からず。駅は広いですから!
でも見つけたとしても、メジャーな国ばかり周ったので、多分ラウンジは使えなかったんじゃないかと思います。
フレッチャロッサはラウンジを見つけたので聞いてみましたが、ユーレイルパスでは使えませんでしたし。
東ヨーロッパの方とかは、ラウンジが使えそうな?
そんな曖昧な感じなので、正直、ラウンジ目当てで1等パスを購入するのはあまりオススメしません。
1等パスの一番のメリット。
それは、席が空いていることだと思います。
バカンスで混んでいる時期でしたが、車内はいつも空いていて快適でした。
一度、フランクフルトからチューリッヒに移動した際に、鉄道が遅延して沢山の乗客が同じ列車に乗り込むということがありました。
その時は、2等車の方は座れない人が廊下に溢れていましたが、1等車の方はガラガラでした。
その時、2等車との差額分の価値はあると思いました。
ただ、1等車はすごく静かです。
たまたまかもしれませんが、
バカンスだ、お菓子食べながらおしゃべり!
みたいな人はいませんでした。
うちはもう小学校中学年だったのでそこまでうるさくしなくなりましたが、元気な子供は2等車のほうが気を使わなくていいかもしれません。
連続使用パスかフレシキパスか
次に決めるのは、パスの日数です。
連続使用パスとは、有効期限の中で毎日鉄道を利用することができるパスです。
その分高いですが、気ままに行き先を決めながらたくさん移動する方には向いているかもしれません。
フレシキパスとは、有効期限の中で、決めた日数だけ鉄道を利用することができるパスです。
日数なので、1日に3回乗っても、10回乗っても(時間的に可能ならば)大丈夫です。
我が家は、連続パスを使うほど移動しないため、1か月の有効期限内で7日間利用ができるパスを買いました。
次は実際にパスを購入します!